剛志の歌 

時雨音羽 詩
中山晋平 曲




楽譜

   群馬の南 大利根の
流れはるかに 晴れわたり
岸の草ぐさ 咲き出でて
ありし昔の 声をきく
   ぐんまのみなみ おおとねの
ながれはるかに はれわたり
きしのくさぐさ さきいでて
ありしむかしの こえをきく
 
  赤城は覚めて なだらかに
慈愛の光 みちる頃
桑園わたる 朝風に
剛志の心 伝へゆく
   あかぎはさめて なだらかに
じあいのひかり みちるころ
そうえんわたる あさかぜに
ごうしのこころ つたえゆく
 
  廣瀬の流れ 絶え間なく
うつる浅間の 夕けむり
野山に力 みちみちて
のびる若葉に そそぐ雨
   ひろせのながれ たえまなく
うつるあさまの ゆうけむり
のやまにちから みちみちて
のびるわかばに そそぐあめ
 
  繭の白さに 繰る糸の
つきぬ力を あはせつゝ
輝く空の 陽のごとく
このふるさとを 護ろうよ
   まゆのしろさに くるいとの
つきぬちからを あわせつつ
かがやくそらの ひのごとく
このふるさとを まもろうよ